【進路】高校1年生の夏に大学に行ってた話
SUMMARY
- 高校生でも大学に通うことができる制度があります。
- 上手く活用することで、進路選択についてリードを取れるかもしれません。
こんにちは、そのはです。
タイトルの通り、私は高校生の一時期に大学へ通っていました。
その方法とメリットを簡単に解説していきます。
高校生が大学に通えるの!?
「高校生」なのに「大学に通う」……いかにも矛盾していますが、
実際に私が経験しているので、結論だけ言えば高校生は大学に通えます。
ただし、もちろん大学生として通うわけではないので、単位の認定はありませんし、ただ単に勉強しに行くイメージです。
しかも普通は大学敷地内への侵入が認められないので、ちょっとした裏技を使う必要があります。
高校生が大学に潜入する方法は4つ
大学によっては敷地を公園のように開放している場合もありますが、大学の講義棟内や研究室内となると自由な出入りはできません。
しかし、高校生でも大学の建物内部まで入ることができる方法があります。
それは、
- オープンキャンパスや大学説明会
- 学園祭
- 公開講座や実験教室
- 研究被験体
の4つです。
前半はメジャーですね。多くの高校生が大学を知るために使う手段でもあります。
しかし、オープンキャンパスや説明会では”大学側が見せたい姿”しか見ることができないので、真の大学の様子を知るには不向きです。
学生主体のイベントとなる学園祭は大学の雰囲気を知るにはうってつけでしょう。
ただし大学は学園祭を行うために行く場所ではないので、もっと見るべき視点があるはずです。
私が裏技と言っているのは後半で、私が大学に通った方法というのは最後の「研究被験体」というドマイナーなルートです。
研究被験体ってなにするの?
被験体と聞くと「実験のモルモットになる」という感じがするかもしれませんが、そんなことはありません。
私が通ったのは東京学芸大学のとある物理系の研究室で、物理学の教育方法について研究している研究室でした。
たまたま被験体募集を見つけたのですが、その内容は「研究室学生と一緒に物理の勉強をする(ただしその様子を録画される)」という至ってシンプルなものでした。
その募集に応募し、夏休み期間中に1週間で2回程度という頻度で大学に通って勉強することになったわけです。
普通では入ることのできない大学研究室内を見ることもでき、勉強することもでき、と一石二鳥でした。
大学の公開講座に参加すべし!
とは言ったものの、研究室単位での被験体募集と巡り合うことはなかなかに難しいです(私も本当にたまたま知っただけなので)。
そこでオススメしたいのは、大学が主催している公開講座を受講することです!
高校生向けのものもあれば一般教養としての講座もあり、実際に大学の教授が講演を行うものが多いので大学の講義の雰囲気を掴むには十分かと思います。
以下、今後行われる公開講座をいくつか紹介します。
東京工業大学「Gateway to Science~機械と人の脳AIの先にあるものは~」
東京工業大学 国際フロンティア理工学教育プログラムが主催する公開講座「中高生のための東工大―Gateway to Science―」は中高生の皆さんに魅力ある最新の科学を知っていただき、未来を担う研究者・技術者を目指してほしいとの思いで昨年からスタートしました。第2回の今回は「Gateway to Science~機械と人の脳AIの先にあるものは~」と題して、東京工業大学 赤間啓之准教授、東京工業大学 葭田貴子准教授、産業技術総合研究所 田中正行主任研究員、大阪大学大学院 河合祐司助教をお迎えして、最近話題のAI(人工知能)について学んでいただきたいと思います。
公式ホームページはこちら。
東京工業大学のその他のイベントはこちら。
電気通信大学「脳科学研究の最前線を体験しよう!」
脳科学研究の最前線を体験しよう!
【テーマ1】
脳が行っているような画像処理AIを作ってみよう (講師:庄野 逸)
脳が行なっているような文字を認識するAI(ニューラルネットワークによる機械学習システム)をコンピュータ上で作成し、実際に文字を読み取る実験です。
【テーマ2】
モーションキャプチャーで人の動きを見てみよう (講師:岡田英孝)
自分の身体に反射マーカーを貼り付け、身体を動かし、その動きを光学式モーションキャプチャーで3次元的にとらえ、バイオメカニクス的視点から身体運動を解析・評価する実験です。
電気通信大学のその他公開講座はこちら。
東京大学「星々が開く理学の扉」
物理学者アルベルト・アインシュタインが残した「最後の宿題」重力波、
想像の世界であった太陽系の最果て、
そして肉眼では捉えることのできない謎の天体の存在。多くの科学者たちが飽くなき努力と研究を重ね、
今、宇宙の謎が明らかにされつつあります。
今回は宇宙(そら)を眺め、そして謎に挑み続ける研究者たちが
みなさまを理学の世界にお連れします。
公式ホームページはこちら。
東京大学のその他のイベントはこちら。
まとめ
オープンキャンパスや学園祭以外にも、大学を知るための方法はあります。
そのひとつの例として、公開講座を受講してみることをオススメします。
基本的には参加無料ですので、普段とは一味違う勉強法だと思って参加してみましょう!
自分でも気になる大学の講座を調べてみるとよいと思います◎
それでは。
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