【勉強法】数学の質疑応答にAIが活用される時代が来たか…【クァンダ】
SUMMARY
- AIを活用した数学の質疑応答アプリ「クァンダ」のCMをよく見かけるので、その実態に迫ってみました。
こんにちは、そのはです。
先日、YouTubeの広告でこちらのアプリを発見しました。
普段は広告に興味をそそられることはまず無いのですが、個人的に「こんなサービスあったらいいな、作れるかな」と構想していたものに近かったので、思わずインストールしてしまいました(Googleさんの思う壺ですw)。
今回は、こちらのクァンダというアプリを生徒視点で実際に触ってみた感想をまとめていきます。
アプリの出来は十分!
アプリとしての使い勝手は申し分ないです。
「問題文を撮影」→「似た問題を検索」→「似た問題の解説を表示」という一連動作は、直感的で分かりやすいと思います。
問題文の写真の撮り方には多少コツが必要そうですが、慣れれば問題なさそうです。
でも過大評価しすぎでは…?
公式ホームページやGooglePlayストア、Appストアでもベタ褒めされています。
妙にサクラっぽい…?
と思いきや、わりと堂々とアプリランキングの1位に君臨しているようです(2019/03/14現在)。
でもぶっちゃけ、そこまで持ち上げるほどの良アプリでもないかなぁというのが本音です。
以下にその理由を挙げます。
①難しい問題に対応できない?
想定ユーザーは小学生、中学生です。
高校生の問題を解説しているものもありますが、入試レベルのものは基本的に扱われないでしょう。
なので、本当に数学が苦手で基礎レベルの問題に解説が欲しい!という場合には有効かもしれませんが、受験勉強に有効活用するのは難しい気がします。
(基礎レベルの問題の解説が欲しいなら、紙媒体を頼りにする方がよっぽどためになると思いますしね)
②指導レベルに限界がある
さて今度は、講師側をイメージしてみます。
講師として立候補するのは、主に小遣い稼ぎが目的の大学生です。
まれに本当に教育熱心な方もいらっしゃるようですが、玉石混交であること自体は否めません。
個人的には、回答数を増やすことで報酬が増えるシステムだとすれば、1つ1つの回答クォリティが低下してもおかしくはないだろうと思っています。
(とすると、入試レベルの問題に回答が付かないのも先生側のコスパの面から納得できます)
実際、「解説お願いします!」という質問に対して、途中の考え方をばっさりカットして、最終的な答えだけを送信するようなやりとりもいくつか見受けられました。
しかしこれには講師側のシステム的な制約も関係しているらしく、どうやら質問から回答までの間に時間制限が設けられているようです。
これでは難しい問題をじっくりと解説していくことは叶いませんね…。
生徒ユーザー側からしたら、こういった裏の事情は一切見えません。
いずれにせよアプリ上での指導には限界がありそうだということだけ意識しておきましょう。
③AIが活用されるのは画像認識
決してAIが質問に回答をしてくれるようなアプリではありません。
AIが利用されているのはあくまで「問題文を撮影」→「似た問題を検索」の過程です。
ということはアプリがリリースされた直後よりも、リリースからしばらく経過してAIの性能が上がってきた頃の方が利用価値が高いでしょう。
今はまだAIの性能が高くないために「検索しても検索結果が出てこない!」なんてことがあるみたいです。
まとめ
数学の問題文の画像からAIを用いて解説を検索するアプリ「クァンダ」をインストールしてみました。
発想は面白い一方、小中学生の基本レベルがターゲットのようで使いどころは難しいです。
基本的に無料なので、ちょっとした遊び感覚で使ってみるのはアリかもしれませんね!
それでは。
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先生側が割に合わなすぎる
どんなに難しい問題でも10分以内に解答しないといけない謎システムがあり、悠長に解説とかを作っている暇もなく、解くだけでタイムオーバーで解答を投稿できなくなります。
生徒側は解答されなかったと講師側に文句を言っているが、これはアプリの仕様がくそすぎるからだとわかってほしい。
これで講師がくそだとか言われるのは不愉快すぎる。
背景とかちゃんと理解したうえで記事を書いてほしいです。
先生側にはそんな実態があったのですね。
余計に、難しい問題には対応できない仕様であることが分かりました…。
記事の言い回しが講師そのもののレベルを疑うような形になっているので、そちらは訂正させていただきます。
アプリ自体のプロモーションに力を入れているので今は話題になっていますが、一サービスとしてはなおさら限界がありそうですね。